北米の絶景

【世界の絶景】死ぬまでに行きたいアンテロープキャニオンをご紹介

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近年、テレビなどで取り上げられるようになったアンテロープキャニオン。

水と風が空間を作り、太陽が演出する自然の芸術作品は、美しく神秘的。

一歩足を踏み入れると、そこはまるで別世界。

あなたの感性が目覚めます。

アンテロープキャニオンてどんなところ?

アンテロープキャニオンは、アメリカ合衆国アリゾナ州にある人気の観光地です。

岩の割れ目にできた洞窟のような狭い通路は約150メートルほどあり、幅は狭く場所によっては一人ずつしか通れません。

アンテロープキャニオンの魅力と言える岩の壁は、雨水と土砂が流れ込んで削り出されたもので、複雑かつ滑らかな曲面になっています。

この人工物ではない、自然が作り出したからこそ感じることのできる神秘的な美しさこそ、アンテロープキャニオンの魅力となっています。

 

アンテロープキャニオンの見どころと注意点

アンテロープキャニオンの見どころを紹介します。

 

アンテロープキャニオンの美しさの秘密① 岩壁の曲線美

アンテロープキャニオンは、洞窟内の岩壁こそ魅力の全てです。

水と風によって削られた壁の表面は、とても人間には作れないランダムな模様を描き、不思議な魅力があります。

このような美しい模様が作られた理由は、岩の柔らかさに秘密があります。

大雨の時に流れ込む雨水と土砂は、この洞窟内を流れて下流側に抜けていきます。

このとき柔らかい材質の岩壁は、洞窟内を複雑に動く雨水と土砂によって削られていきます。

こうした自然現象が長年にわたって続いたことにより、洞窟内の表面には水が描いた模様が残されたというわけです。

 

アンテロープキャニオンの美しさの秘密② 太陽光の間接照明

アンテロープキャニオンには天井がなく、岩の隙間から太陽光が差し込みます。

岩の隙間から入ってきた太陽光は、複雑な形状の岩壁で反射を繰り返し、私たちの目に届きます。

この太陽光の間接照明により、洞窟内は柔らかい光に包まれ、立体感やコントラストを演出するのです。

こうして狭いはずの空間を広く見せたり、光と影を強調したり、あるいはカラフルに見せることになり、私たちはその恩恵を受けることになります。

鍾乳洞などの洞窟とは一味も二味も違うアンテロープキャニオンの神秘的な美しさの秘密は、太陽光が差し込むことにあるのです。

 

 

アンテロープキャニオンの美しさの秘密③ 時間変化

さらにアンテロープキャニオンの美しさを引き立てるのが、時間変化です。

太陽は常に動いており、洞窟内に差し込む光の量(角度)が変化していきます。

これによって、時間ごとに見える風景が異なるため、アンテロープキャニオンはさながら常に動くアート作品のように、一瞬一瞬の美しさと儚さがあります。

これが見ていて飽きない、次もまた来たい、と思わせる秘密なのです。

 

アンテロープキャニオン観光では、長さ約150メートルの洞窟を往復するのですが、往路と復路で同じ道をたどっているのにもかかわらず、見える景色が全く異なります。

これは、太陽の傾きによって洞窟内の光の当たり方が変化しているからです。同じ景色は二度と見れません。

 

あの光が差し込む風景は見れるのか?

アンテロープキャニオンを有名にしている、洞窟内に一筋の光が差し込む風景は見れるのでしょうか。

もちろん見ることができますが、常に見れるわけではなく正午ごろにこの地に訪れなければなりません。

つまり、正午ごろに訪れるツアーを選ぶ必要があります。

 

ちなみに、私はスケジュールの関係上、一番早い時間帯のツアーに参加したため、この風景を見ることができませんでしたが、十分すぎるほど感動的なツアーでした。

 

アンテロープキャニオンは2つある

アンテロープキャニオンと一口に言っても、実は「アッパーアンテロープキャニオン」と「ロワーアンテロープキャニオン」の2つ存在します。

が、両方とも近い場所にあり、見ることのできる風景はどちらも美しく優劣の差はありません。

ロワーアンテロープキャニオンを観光した友人の話では、ロワーアンテロープキャニオンの方が、やや深く、歩く距離もやや長く、アッパーアンテロープにはない梯子や階段を上り下りする必要があるため、アッパーアンテロープより少し冒険的な楽しみ方ができるそうです。

私が参加したアッパーアンテロープでは、入り口付近までバスで移動、そこから徒歩移動のため歩きにくさなど感じることなく快適に楽しめました。

入り口に止められたバス

入り口

 

アンテロープキャニオンの楽しみ方

アンテロープキャニオンの楽しみ方をご紹介します。

 

写真をたくさん撮ろう

アンテロープキャニオンを訪れるなら、カメラは絶対!持って行ってください。

しかもテクニック不要!難しいことを考えず、感じるままに美しいと思った風景をバシバシ撮りましょう。

どこにどうカメラを向けてもカッコいい写真が撮れます。右も、左も、見上げても、寄っても、離れても、ブレたってフォーカスが合わなくたって見事なアート作品に仕上がってしまう。

気分はもう芸術家。たくさん写真を撮って帰国したら個展を開きましょう。

注意ポイント

カメラを絶対に落とさないように注意してください。

ストラップを手に巻き付けたり、常に首にかけておくなど落ちない工夫をしましょう。

アンテロープキャニオンは川が作った洞窟のため、地面は川が運んだ粒の細かい砂です。

ここにカメラを落としてしまうと、細かい砂がカメラの部品の隙間に入り、正常に稼働させなくなる可能性があります。(電源のオンオフ、ズームできない、など。)

 

何に見えるかな?

自然系絶景によくあるのが、「○○の形に見える」「言われてみれば確かに…」というもの。

もちろんアンテロープキャニオンにも、そういった何かに見立てられている造形があります。

ビッグハート

モニュメントバレー

ちなみに、これらの写真はアンテロープキャニオンのガイド(ナバホ族)が、(私からカメラを奪い)撮ってくれたものです。確かに、言われなければわからない…

 

三脚は持って行くべきか?

私は三脚を持っていきませんでしたし、この記事に載せる程度の写真であれば三脚なしで十分です。

実際にツアー客の中で三脚を持ってきた人は、ほとんどいませんでした。

 

ツアーは時間が限られていますし、狭い通路を数十人が歩くため、三脚を広げてじっくり撮影することが可能なのか疑問です。

広くて明るい場所は三脚不要ですし、狭くて暗い場所は他のツアー客に迷惑が掛かってしまいます。

もちろん写真撮影に命を懸けているような人にはこのアドバイスは当てはまりません。

最大限の配慮と知恵と工夫で何とかしましょう。

 

アンテロープキャニオンのベストシーズン

季節を気にする必要がなく、一年中素晴らしい風景を楽しめます。

私は夏(8月)に行きましたが、気候的に過ごしやすく、軽装で済むために快適に過ごせました。

 

アンテロープキャニオンの天気と気温、服装

私は夏(8月)の午前中に行きましたが、夏の格好でした。(Tシャツと薄いズボン)

アンテロープキャニオンの中は外に比べてひんやりしますが、上着が必要なほどではなくむしろ快適なくらいです。

注意するべきなのは履物です。

アンテロープキャニオンの地面は、川が運んできた細かい砂なので、スニーカーなどの歩きやすくて、砂にまみれても構わないものにしましょう。

ロワーアンテロープキャニオンの場合は、サンダルは厳しいと思います。階段が急なのでサンダルでは上り下りが難しいでしょう。

 

砂埃に神経質な人は、安心のために1枚マスクを持っていくといいでしょう。

私は埃など全く気にならなかったですが、添乗員さんがマスクをしてました。(一人だけ)

 

アンテロープキャニオンのホテル

アンテロープキャニオン近くのペイジに宿泊施設が充実しています。

私は、アンテロープキャニオンの午前中のツアー参加のため、ペイジにある「クオリティイン レイクパウエル」に前泊しました。

このホテルのレストランが印象的でした。ちょっと早めの夕食だったためか静かで、窓からの景色も見晴らしがよかったのを覚えています。

また体が大きくてスキンヘッドの一見怖そうなウェイターさんが、こちらが恐縮するほど丁寧な接客でそのギャップが面白くてよく覚えています。もちろん夕食もおいしくいただきました。

 

アンテロープキャニオンネタ集

ロマンチックすぎる発見エピソード

1931年、付近に住む原住民、ナバホ族の女の子Sue Tsosie(当時12歳)さんが偶然、飼っている羊の移動中に発見。中に入ってみると見たこともない幻想的な空間だった…

なんとも素敵すぎるエピソード。そして、以外なほど最近の出来事です。

 

なぜアンテロープキャニオンというのか

ナバホ族がこの付近で家畜として「プロングホーンアンテロープ」(鹿みたいなやつ)を放牧していたから。角の模様がアンテロープキャニオンの壁の模様に見えなくもない。

ちなみにナバホ族は、“Tsé bighánílíní”と呼んでおり、「水が岩を通り抜ける場所」という意味らしいです。

 

どうやってできたのか

岩質が柔らかいため、流れ込む川の水や吹き抜ける風に削られ、このような洞窟ができました。

この地域にも時おり雨が降り、一時的に川が作られます。

この川が低い地域に向かって流れるときに、通り道になる岩場の岩の隙間を削りながら抜けていきます。

水が通り抜けた洞窟の壁には、水の流れに沿って削られた模様が残されるのです。

アンテロープキャニオンの柔らかい岩質は、この付近にあるグランドキャニオンと同じで、「水が地形を削ってできた」という点では、グランドキャニオンに似た経歴を持っています。言わばアンテロープキャニオンとグランドキャニオンは兄弟のようなもの。

 

この付近にも絶景ポイントがある!

この付近に、有名な絶景ポイント「ホースシューベンド」があります。

ホースシューベンドはグランドキャニオンの一部で、馬の蹄鉄の形のようにコロラド川が蛇行している様子を見ることができます。

ツアーによってはここに立ち寄るものもあります。

 

さらにヤバい絶景がある。

全世界の絶景ハンターが憧れる絶景ポイント、その名も「The wave」。

ここは運がよくなければ行くことができません。なぜなら抽選制だからです。

The waveは、美観保護のため観光客の数を極力制限しています。絶対抽選制で、1日限定20名。

現地ガイドに聞いたところによると、大人気のため選ばれる確率は低く、「2週間くらいは予定を開けて抽選に望む覚悟が要る」と教えてくれました。

 

まとめ

アッパーアンテロープキャニオンをご紹介しました。

自然が作り出したアートな空間に身を置いた時、誰もがその美しさ、神秘性に感動し夢中で写真を撮ります。

自分とは無縁と感じていた芸術的センスが引き出される、そんな場所です。

そして、「ああ、また来たいな」と心の底から思わせる場所です。

私は旅行会社のパンフレットに載っていたアンテロープキャニオンの写真に魅せられ、初の海外旅行ではぜひツアーに含めたいと思った場所でしたが、本当に行くことができてよかったと思っています。

 

最後に。

一体、どれくらいの人が「死ぬまでに見たい」を実現したのでしょうか。

多くの人が「一度やってみたい、行ってみたい」と思いながら、結局はいろいろな理由を見つけて諦める自分を納得させてしまう。

でも、本当は納得なんかしていない。その証拠に同じものを見て同じことを考えるからです。

テレビなどで紹介される「世界の絶景」を見て、そのたびに「行ってみたい」と思う気持ちは、ごまかしきれない自分の本当の気持ちに違いありません。

 

いま、これからあなたがやるべきは、時間つぶしのためにネットを徘徊することじゃない。

行きたいところを決め、行ける日程を探し、予算を調達する。予算に妥協は無用。

あなたが一番行きたいところに行き、あなたがやってみたいことに挑戦し、あなたが食べたいものを食べ、あなたが遊びたいことで遊ぶのです。

「死ぬまでに一度」を実現できるかどうかは、あなたが「自分の気持ちを大切にできるかどうか」にかかっています。

 

 

■参加ツアー

JTB『大自然の造形美アンテロープキャニオンを訪れるヨセミテ国立公園とアメリカ大自然の代名詞グランドサークル8日間』

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