北米の絶景

【世界の絶景】死ぬまでに行きたいグランドキャニオンをご紹介

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グランドキャニオンはまさに絶景の代名詞。

年間450万人もの人が世界中からこの絶景を見るために訪れます。

視界いっぱいに広がる大峡谷を初めて目の当たりにした時、きっとこう思うに違いありません。

「これが本物の絶景だ」と。

グランドキャニオンてどんなところ?

グランドキャニオン国立公園は、アメリカ合衆国アリゾナ州にある国立公園です。

名前にもなっている大きな峡谷は、コロラド川が長い年月をかけて大地を削って作られたもので、谷の深さは約1500m、幅は約16kmと想像を絶する大きさです。

これほど大きな谷になったのは、「比較的柔らかい地層」と「水が枯れない途切れない川」というという組み合わせが奇跡的に4000万年も続いたからです。まさに偶然が作り上げた奇跡の絶景と言えます。

グランドキャニオンに来ると大峡谷に目を奪われがちですが、実は様々な動植物も生息していてシカやリスなどを見かけることがあります。

また、人気の観光地ということもあり見学ツアーは非常に充実しており、ツアー探しに苦労することはありません。

 

グランドキャニオンの見どころと注意点

グランドキャニオンにはたくさんの景勝ポイントがありますが、見どころを私の経験を交えてご紹介します。

Mather Point マーサーポイント

マーサーポイントからの眺め

現地ガイドが最も朝日がきれいに見えると教えてくれた絶景ポイントで、日の出がちょうど渓谷から上がるように見えます。

名前にあるマーサーはMather(人名)であってMother(母)ではありません。

 

Yavapai Point ヤバパイポイント

ヤバパイポイントからの眺め

現地ガイドが夕日を最もきれいに見ることができると教えてくれた絶景ポイント。

夕日が近付くとともに人も集まってきます。

また、谷の底にあるロッジ「ファントムランチ」を見つけることができます。

 

Desert View デザートビュー

デザートビューからの眺め

グランドキャニオンを上から見たときに90度曲がっている場所。

上の二つとは全く異なる景観で、こちらの方が視界を遮るものがなく、開放感があります。

 

(おすすめ)夕日観光

真っ赤に染まるグランドキャニオン

大人気の夕日観光

日没を撮影する人々

グランドキャニオン観光に当たり、絶対に外せないのが夕日観光です。

日が傾くと同時に赤い大地はさらに赤みを帯び、大地の力強さを感じさせます。

同時にキャニオン内の岩壁が作る影はどんどん伸び、峡谷の奥行きを演出します。

このスケールの大きすぎる自然の造形美こそ、まさに世界の絶景にふさわしい。

服装に注意!

グランドキャニオンの昼夜の温度差は激しく、猛暑の夏でも日没頃は肌寒くなる。

私は8月に訪れましたが、日中はTシャツ一枚、夕日観光の時はTシャツ+上着(パーカー)で行きました。

朝日観光

グランドキャニオンを照らす朝日

幻想的な朝焼け

日の出の瞬間

朝日も同様に美しい姿を見せてくれます。

日の出が近付くにつれ、少しずつグランドキャニオンの立体感と色彩が浮き上がってきます。

「ああ、こうやって一日が始まるんだな」と、当たり前の日常を意味のあることに感じさせられます。

服装に注意!

夏でも日の出の時間帯は極寒!朝日観光を快適に過ごしたいなら真冬レベルの準備が必要です。ダウンジャケットが良いと思います。私はスノーボードジャケットを持っていきましたが失敗しました。スノーボードウェアは運動する人が着るものであって朝日観光のようなじっと朝日を待つような用途には向いないことがわかりました。

ちなみに、朝日観光からホテルに戻る車中からエルク(鹿)の群れを見ることができました。朝のまだ観光客が少ない時間帯だったからかもしれません。

 

グランドキャニオンの楽しみ方

グランドキャニオンの気軽な楽しみ方から、ディープな楽しみ方までご紹介します。

散策

もっとも簡単なものは散策になります。歩道が整備されておりとても歩きやすいので少し歩いてみましょう。

ちょっと歩いてみて眺める角度を変えるだけでも、グランドキャニオンはまた違った表情を見せてくれます。どんどん歩いてバシバシ写真を撮りましょう。

ただし、歩道を外れるとそこには柵がないので注意。

 

コンドルが飛んどる

散策しているとやけに大きな鳥が飛んでいるのを見ることができます。

雄大な景色をバックに大きな鳥が優雅に飛ぶ姿は、なかなか絵になります。

観光客がざわついているのですぐわかります。彼らが指をさす方向を見ればコンドルがいるかもしれません。

 

(大人気)ミュールに乗って谷底まで下りるツアー

谷の底までミュール(ロバのこと)で降りるツアーが大人気。

ですが、参加条件はいくつかあり、特に気を付ける必要があるのは以下の3点。

①英語が流暢に話せること。
ツアーガイドからの指示とラバへの指示、緊急時の対応が英語で行われるので。

②高所恐怖症ではないこと。
結構な崖を通るので。

③体重200ポンド以下(90kg以下)であること。
それ以上はラバに対する動物虐待に当たるそうです。

他にも身長や健康状態が良好であることなど、それぞれ安全にツアーが遂行できるための条件が提示されています。そしてこのラバツアー、やはり大人気で一年前から予約でいっぱいだそうです。現地で面白そう!と思っても気軽に参加できないのでご注意。

 

グランドキャニオンでラフティング

4000万年休むことなくこの谷を削り続けたコロラド川。なんとこの川でグランドキャニオンを見上げながらのラフティングもできます。

やはりこちらも大人気。4時間ほどのお手軽なものから、本気の2週間コースまでさまざまなプランがあります。

 

グランドキャニオンの底で宿泊

ヤバパイポイントから谷底を見下ろすとロッジがあるのが見えますが、ここに泊まれます。ファントムランチという宿泊施設です。

ここに泊まるために世界中から絶景ハンターがやってきます。しかも大人気につき、一年中予約でいっぱい。絶景に囲まれて一夜を過ごすのは、世界共通のあこがれですね。

その他、峡谷内にもキャンプ場があり、そこでキャンプもできるそうです。やはりこちらも予約合戦必至。やはり絶景とともに一夜を過ごしたい人はたくさんいるんですね。

 

グランドキャニオンを歩いて渡る

グレンキャニオンブリッジ

マーサーポイントやヤバパイポイントからちょっと離れますが、車で2時間半ほどのところにグランドキャニオンにかかる大きな橋(グレンキャニオンブリッジ)があり、ここを徒歩で渡ることができます。(橋の上は駐停車禁止)

 

グランドキャニオンのベストシーズン

グランドキャニオンは、滝やウユニのように水系絶景のような季節(雨季)を気にしなければならないような絶景ではないため季節を選びません。つまり、一年中代わり映えがなく常に絶景が楽しめます。

しかし、あえて言うなら「冬」と「それ以外の季節」に分けることができます。砂漠地方とは言え、冬には雪が降るためうっすら雪化粧なグランドキャニオンの風景を見ることができます。

私がおすすめしたいのは、夏。その理由は、気候的に過ごしやすく軽装で済むため、快適に楽しめるからです。そして実際に観光客の多くが訪れるのは、夏です。

 

グランドキャニオンの天気と気温、服装

私は夏(8月)に行きましたが、昼間は夏の格好(Tシャツとズボン)、夕日観光では秋の格好(Tシャツ+パーカー)で過ごしました。

朝日観光の時は真冬の寒さに耐えられる上着が必要です。

 

グランドキャニオンのホテル

公園内にホテルやキャンプ場がいくつかありますが、どれも大人気。しかし、近隣の町にもホテルやモーテルがあります。

私が宿泊したのは、公園ゲートから近いタサヤンにある「キャニオンプラザリゾート グランドキャニオン」

キャニオンプラザリゾート

とてもきれいなホテルで、設備も食事も満足しました。

事前にツアーガイドからは、「ホテルの食事には期待しないでください、田舎ですから。」と言われていましたが、十分おいしくいただきました。

また、このホテルの隣にアイマックスシアターがあり、グランドキャニオンに関する映像作品(グランドキャニオンの歴史など)を大画面で見ることができます。イヤフォンを借りれば日本語解説を聞くことができます。(たしかナレーターは柳生博でした)

私の参加したツアーでは、この映画館を昼の観光と夕日観光の間に利用しました。お土産も売ってます。

 

グランドキャニオンネタ集

よくある誤解

・大きさに関する誤解:グランドキャニオンは世界最大の渓谷?

世界最大の大渓谷だと思われがちですが、メキシコのコッパーキャニオン、アイダホ州のヘルズキャニオン、チベットのヤルツァンボにはもっと大きな渓谷があります。グリーンランドにも最近発見されたというニュースもありました。

 

・観光客数に関する誤解:グランドキャニオンは全米人気No.1?

グランドサークル(グランドキャニオンを含めた周辺の国立公園をまとめてグランドサークルと言う)内では人気No.1(年間450万人)ですが、全米では2位。1位はグレートスモーキーマウンテンズ国立公園の年間900万人。ただし、こちらは周辺都市からの「アクセスの良さ」と「入場料無料」が効いている模様。

 

昔は馬車で片道2日間かけて行った

1901年に付近のウィリアムズという町からの鉄道が引かれるまでは、馬車で二日間かけて移動したそうです。ただ、道路事情は現在と異なり揺れと振動がひどく、なかなかハードな旅だったようです。しかしこの鉄道が引かれることで片道は3時間にまで短縮され、ますます観光地化が進んだのでした。

 

グランドキャニオンをバイクで飛び越えた人がいる

1999年5月20日、ロビー・ク二―ブルがジャンプ成功。このジャンプでは飛距離70メートルを記録し、親子二代にわたる念願のグランドキャニオンジャンプを成功させたのでした。彼自身有名なスタントマンですが、スタントマンとしては父親の方が有名(イーブル・クニーブル)だそうです。

その他、飛び越えずに谷底に向かって飛び降りる人多数。(もちろんパラシュート背負ってます)

番組「Nitro Circus(ナイトロサーカス)」においてトラビス・パストラーナらがバイクでグランドキャニオンに向かってジャンプしています。また、ボブ・バーンクイストがスケボーでジャンプしてます。それぞれYoutubeで検索すると彼らの馬鹿げた挑戦を見ることができるので興味あれば検索してみてください。(”grandcanyon jump”で検索!)

 

「グランドキャニオンには柵がない」は本当か?

自己責任論でよく引き合いに出される「グランドキャニオンには柵がない」というフレーズ。

これは小沢一郎氏の著書の中に「グランドキャニオンには柵がない」という一節があり、そこから引用されたもの。

しかし、実際には柵があります。ですが最小限にとどめています。なぜなら自然保護という目的と美観を損なうからです。

このため、より良い鑑賞ポイントを目指して崖の先端まで行こうと思えば行けます。

当然危険ですし、足を滑らせてしまう人がまれにいます。毎年数人が転落死しています。みなさん気を付けましょう。

 

グランドキャニオンが見れなくなる日

今となっては当たり前のように観光できるグランドキャニオンですが、過去の歴史を振り返ると「幻の絶景」になっていた可能性があったのです。

1960年代、電力供給の観点からグランドキャニオンに2つのダム建設計画が持ち上がりました。

しかし、環境保護活動家のデビットブラウアーは、彼が率いる環境保護団体シエラクラブとともにダム建設計画に抵抗し、計画阻止に成功。かくしてグランドキャニオンは水没を免れたのでした。

現在、無邪気にグランドキャニオンの景観に感動している我々ですが、そこにはグランドキャニオンの水没を防ごうと人生をかけて阻止した男がいたということを知っておくと、より深い感動が得られると思います。

さらに詳しく

グランドキャニオンの水没を防ぐために彼を戦わせたモチベーションは、彼の深い後悔の念にありました。1955年、グレンキャニオンとダイナソア国立公園のどちらかにダム建設の計画が持ち上がりますが、デビットブラウアーはグレンキャニオンにダム建設を容認。理由はグレンキャニオンの下流にあるグランドキャニオンのさらに下流、ミード湖の土砂堆積調節の必要性とグレンキャニオン自体の観光資源の乏しさからでした。グレンキャニオンも美しい渓谷でしたがダムの建設により水没し、2度と見ることのできないものになりました。彼はこの時のダム建設容認を人生最大の間違いだったと後悔し、のちのグランドキャニオンダム建設反対の原動力になったのでした。

 

世界中にあるグランドキャニオン

大峡谷の代名詞であるグランドキャニオンですが、世界はおろか日本各地にその名にあやかった観光スポットがあるようです。

例えば、ハワイのグランドキャニオン(ワイメア渓谷)が割と知られていますが、ほかにも南米のグランドキャニオン、アフリカのグランドキャニオン、ヨーロッパのグランドキャニオンなどなど調べるといくらでも出てきます。とにかく大きな谷であれば○○のグランドキャニオンを自称し、グランドキャニオンの名にあやかって観光客を呼ぶのに必死のご様子。

日本にも自称○○のグランドキャニオンは多数存在し、ちょっと検索しただけでも腐るほど出てきます。あなたの住む町にも身近なグランドキャニオンがあるかもしれません。

しかしこれだけは言える。

絶対に本物にはかなわない。

 

まとめ

まさに絶景の代名詞にふさわしい大峡谷、グランドキャニオンを紹介しました。

私は、おすすめの絶景は?と聞かれたらグランドキャニオンと答えます。

グランドキャニオンは絶景に興味がない人でもその名を知らぬものがいないほど抜群に知名度が高く、ツアーも多いことからアクセスしやすく、さらに夏であれば軽装で行けることもおススメできる重要なポイントです。

そして実際に訪れた人は、その絶景に感動し、魅了され、敬意を払い、写真を撮り、語ります。

初めて行った人はみんなこの絶景が大好きになって帰ります。

ここにはそれほどの魅力があります。行けばわかります。

 

最後に。

多くの人は「死ぬまでに行きたいところ」に行くことも計画を立てることもなく、そしてそれを悔いることもなく生涯を終えます。

しかし、もしあなたが、生きている間に見たいと思う絶景を見ることができたら、必ずこう思うはず。

『死ぬまでに見れて、本当によかった。』

本当は行ってみたいけど、いろいろ理由を並べ立てて自分の本当の気持ちをごまかしていませんか?

どうかその『行ってみたい』という気持ちを大切にしてください。

自分の本当の気持ちを大切にしていれば、いつかそれを実現できる日が必ずやってきます。

グランドキャニオンは、あなたが来てくれるのをずっと、待っています。

 

■参加ツアー

JTB『大自然の造形美アンテロープキャニオンを訪れるヨセミテ国立公園とアメリカ大自然の代名詞グランドサークル8日間』

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